適用範囲:Arm Development Studio, DSTREAM Probe, DSTREAM-ST DEBUG & TRACE UNIT
Arm Development StudioのPlatform Configuration Editor(PCE)は、デフォルトでデバッグ接続タイプとしてJTAGを使用します。
一部のボードまたはボードコネクタは、シリアルワイヤーデバッグ(SWD)のみをサポートしています。 SWDを使用して接続するには、デバッグプローブ接続モードを変更する必要があります。
回答
使用中のボードまたはボードコネクタにSWD接続が必要かどうかを確認します。 SWD接続が必要な場合、デバッグプローブモードをSWDに切り替えるには、以下の手順を行います:
- Arm Development Studioを起動します。
- Development Studioパースペクティブで、使用中のボードのプラットフォームコンフィギュレーションSDFファイルを開きます。
- Debug Adapterをクリックします。
- Autodetect → Advanced Options で、ProbeModeを 2 - SWDに、SWJEnableを 1 - Trueに変更します。
- File → Saveをクリックします。
- Arm Development Studioでボードに接続する場合は、コンフィギュレーションデータベース(configDB) を再ビルドします:
- Window → Preferences → Arm DS → Configuration Database を選択
- Rebuild database をクリック
- Auto-detect を行うかボードに再接続します。
背景となる情報
ボードがSWDを使用している場合、一度にアクセスできるデバッグコンポーネントは1つだけです。 この前提のために、PCE はDAPが存在するかどうかを検出する手順を行わずともボード上で単一のデバッグアクセスポート(DAP)にアクセスできると想定しています。
この仮定を説明するために、以下にSWD接続でボードを自動検出するときにPCE が実行するステップのリストを示します。
- デバッグプローブモードをSWDモードに切り替えます。
- DAPの電源を入れます。
- 存在するアクセスポート(AP) を確認します。
- JTAG接続の場合と同じ方法でトポロジ検出を続行します。
システムでマルチドロップSWDを使用している場合は、追加のプラットフォームコンフィギュレーションが必要です。
このFAQは、マルチドロップSWDシステムをカバーしていません。