Keil ARM社は、以下のJTAG / SW 信号に対して、100KΩプルアップ抵抗の使用を推奨しています。
- TMS / SWIO
- TDI
- TRST
Keil ARM社は、以下のJTAG / SW 信号に対して、100KΩプルダウン抵抗の使用を推奨しています。
- TCLK / SWCLK
質問 1
- ターゲットボードの仕様上、TMS / SWIO、TDI、TRST 信号に対して 100KΩ ではなく、10KΩ プルアップ 抵抗を使用しています。どちらが正しいのでしょうか
回答 1
- これらの JTAG / SW 信号のプルアップについては、10KΩ および 100KΩ 抵抗値(または、この値の範囲内の抵抗値)のどちらでも使用可能です。
なお、ULINKの"TRST"信号はオプション扱いとなり、通常は未接続の状態でご利用いただき ます。
質問 2
-
ターゲットボード上で、TCLK / SWCLK 信号に対して プルダウンではなく、プルアップ 抵抗を接続しても問題ないでしょうか
回答 2
- これらの TCLK / SWCLK 信号は、ULINKからドライブされる信号です。よって、100KΩプルアップ、100KΩプルダウンのどちらでも十分に信号の伝達が可能です。ポイントは、プルアップまたはプルダウン抵抗を使用して、未接続の JTAG /SW 信号のフローティング状態を防ぐことです。
- ただし、抵抗値については、極端に小さいものではなく、信号波形品質に影響を与えない範囲のものである必要があります。
詳細
- ULINK®2 User's Guide の Target Connectors を参照してください。