【対象機種】
adviceXross, adviceLUNA II, adviceLUNA
【説明】
OCDブレークのアドレスマスク機能を使用することで、特定のアドレス範囲へアクセスした際に
ブレークを発生させることが可能です。
【設定手順】
1). メニュー[表示]-[ブレーク一覧]よりブレーク一覧ウィンドウを開きます。
2). ブレーク一覧ウィンドウ上で、右クリック→[追加]→[OCDブレーク]を選択します。
3). OCD資源ブレークプロパティ画面で、以下の項目を設定します。
・アドレス/行 : ブレークを発生させたいアドレスを入力します。
・マスクパターン : マスクパターンに”1”を設定したビットは、OCDブレークのアドレス条件から除外されます。
・MPUステータス : アドレスへのアクセスステータスを指定します。
W(書き込み)・R(読み出し)・R/W(読み書き)
【設定例】
0x8A000000番地〜0x8A00FFFF番地へ書き込みがあった場合にブレークさせるには、以下のように設定します。
・アドレス/行 : 0x8A000000
・マスクパターン : 0xFFFF
・MPUステータス : W
【注意事項】
OCDブレークのアドレスマスク機能は、コアのデバッグ資源を使って実現しているため、アドレスマスク機能を有する以下のコアでのみ使用可能です。
・ARM7シリーズ
・ARM9シリーズ
・Cortex-Mシリーズ