【適用範囲】
RAMScopeV, RAMScopeVP
【質問】
サンプリングタイム10msでRAMモニターし、測定データをcsvファイルに出力するとタイムスタンプが10msを越えた値になっているサンプルがある。10msを超えてしまう理由を教えてください。
【回答】
バスエラー等のエラーデータは、csvファイルに出力されません。そのため、エラー発生前後のデータのタイムスタンプは、サンプリングタイムより大きくなります。エラーが出ているかを確認したい場合は、「表示」->「ログデータ」でログデータを表示頂ければエラーも含め全てが表示されます。右端のFlag列の下2桁がステータスで、詳細は以下の通りです。
0x00:正常動作
0xFF:バスエラー(デバッグIF通信異常)
0xFE:オフライン(ターゲットマイコン電源検出NG)
0xFA:セキュリティIDエラー(デバッグIF通信異常)
0xFD:CRCエラー(プローブから本体へのデータ転送時にデータ化けが発生)
0xFB:CRCエラー(本体からプローブへのデータ転送時にデータ化けが発生)
モニターする変数が多い場合、サンプリングタイム内で全部が取得できずに次のサンプリングタイムまで継続してサンプルします。その場合、前後のサンプルのタイムスタンプがサンプリングタイムより大きくなります。モニターする変数が多くサンプリングタイム内で取得できない場合は、右下に赤色で「SKIP」が表示されます。ご使用のプローブマニュアルに1チャンネル当たりのデータ取得時間(最速性能)が記載されていますので、それを踏まえてサンプリングタイムを設定してください。