適用範囲:DS-5
ここではARM Compiler toolのバージョンナンバリング規則について触れます。
過去、ARMのコンパイラツールはメジャー/マイナーバージョンのナンバリング規則を採っていました。この体系では、バージョンリリースは、新しい機能や機能改善および修正を含むパッチリリースの順に従っていました。 RVCTv2.2, 3.0, 3.1, 4.0およびARM Compiler toolchain v4.1に対するパッチは全て上記の規則に従います。
ARM Compiler version 5以降では、フィーチャーリリースは新しい機能および既存の機能の変更を提供します。同様にメジャー/マイナーナンバーは使われますが、異なった意味を持ちます:
- マイナーバージョンは2つの数字から構成されます
- フィーチャーリリースではバージョン番号が変更となります(例:5.00, 5.01, 5.02, 6.00)
- フィーチャーリリースは8-12ヶ月毎に行われる予定です
これに加えて、メジャー/マイナーリリース規則では、問題への対応を行うアップデートリリースを提供します。
例:5.01u1は5.01 update1を示します。
- アップデートリリースは致命的な問題のみ吸収します
- 新しい機能や改善はアップデートリリースには含まれません(新しいCPUのサポートを除きます)
- アップデートは通常、フィーチャーリリースの間の2ヶ月毎に提供されます