【対象機種】
adviceXross
【エラーメッセージ】
ICE Error No.fa7: メモリ操作前・後処理がエラーになりました
【原因】
mem、mdump、fill、download、debug、upload およびeval 等のコマンドによりユーザシステムのメモリをアクセスした時に、その前後のキャッシュメンテナンス処理などでエラーになった場合に発生します。
このエラーは、Cortexコアでのみ発生します。
【解決策】
- キャッシュ状態が異常になっている可能性があります。
→手動にて、キャッシュメンテナンス処理を行い、一度全てのICache、DCache をクリーンにしてください。
もしくは、一度「Detach」ボタンによりICE とユーザシステムを切断し、ユーザシステムの電源を切断→再投入後、「Attach」ボタンにより再度ICE とユーザシステムを接続してみてください。 - デバイスが無いアドレスを指定した可能性があります。
→ご指定のアドレスが正しいかご確認ください。 - 許可されていないアクセスを行った可能性があります。
→ご指定のアドレスのアクセスパーミッションをご確認ください。 - アドレスに変数をご指定の場合は、変数の示すアドレスがアクセスできない可能性があります。
→変数のアドレス値をご確認ください。 - ユーザシステムとは異なったオブジェクトをダウンロードした可能性があります。
→ダウンロードしたオブジェクトをご確認ください。 - [MPU]-[MPU 固有設定]画面の[CoreSight]タブにて、「使用するAP」を「APB-AP 保守用」または「APB-AP(NoBlk)」に変更してください。