NETIMPRESSでは、ルネサスのRPIファイルはサポートしておりません。セキュリティ等のオプション設定については、お客様で別途作成いただくYDDファイルにて設定いただきます。詳細は、ご使用になる定義体のマニュアルをご参照下さい。
RPIファイルは、Renesas Flash Programmer のイメージファイル保存で作成できるモトローラS形式のデータにマイコン固有の属性情報(セキュリティ等フラッシュオプションデータ)を結合したデータになります。
主に、ルネサスの旧NEC系のマイコン(RL78等の一部)でマイコンメーカーにROM書き込みデータを支給する際などに使用する特殊なフォーマット形式です。
RPIファイルは、先頭行が
[Header]
Type=Renesas Flash Programmer Image File
Version=1
[FlashData0]
の様になっていて、モトローラS形式の書式と合わないため、NETIMPRESSでは、モトローラS形式の認識とはならず、バイナリファイルとしてロードされます。バイナリイメージでロードした場合、正しくデータが展開されないのと、展開されるデータサイズが通常より大きくなるため、ロード時にADDRESS WARNINGのワーニングが出ます。(MENU 04 WARNING DISP:LOAD OFF にてワーニング出力をOFF設定にしている場合を除きます。)
6行目以降は、モトローラSの形式となっていて、行末にフラッシュオプションデータが記述されます。
<行末に付加されるフラッシュオプションデータの例>
[FlashOptions]
Protection=
[Lockbit]
Count=0
[OTP]
Count=0
[Checksum]
Checksum=0xC630BF7A
テキストエディタで前後のモトローラSでない部分を削除していただければデータのロードは正常に行えます。