【対象機種】
adviceXross, adviceLUNA II, adviceLUNA
【質問】
ブレーク条件式の設定方法と設定例について教えてください。
【説明】
「ブレーク条件式指定」と「データ指定」の2通りの方法があります。
ブレーク条件式指定
- メニューバー「表示」→「ブレーク一覧」を選択します。
- ブレーク一覧画面から右クリックを行い、「追加」→「OCDブレーク」を選択します。
- プロパティ画面にて、「アドレス/行」を指定し、指定したいアドレスを入力します。
- 以下の例を参考に、ブレーク条件式を設定します。
// 0x80000000番地の値が0x1000になった際にブレークする例
*(long*)0x80000000 == 0x1000
また、MPUステータスに「W」を指定することで、指定アドレスにライトが発生した場合にブレークします。
(特定の値が変化した際にブレークする設定が可能です)
合わせて、ブレーク時に実行したいコマンドを「同期コマンド」に入力することで、ブレーク発生時に任意のコマンドを実行することができます。
データ指定
- メニューバー「表示」→「ブレーク一覧」を選択します。
- ブレーク一覧画面から右クリックを行い、「追加」→「OCDブレーク」を選択します。
- プロパティ画面にて、「アドレス/行」を指定し、指定したいアドレスを入力します。
- 「データ」タブに移動し、「データ」欄に任意の値を入力します。
「アドレス/行」に「0x80000000」、「データ」に「0x1000」と入力した場合、
0x80000000番地の値が0x1000になった時に、ブレークが発生します。
【注意事項】
OCDブレークのブレーク条件式設定は、コアのデバッグ資源を使って実現しているため、コアの種類によっては設定した場合でも機能しない場合があります。
(設定できない場合、「データ」タブの入力欄がグレーアウトします)