【対象機種】
adviceXross, adviceLUNA II, adviceLUNA
【説明】
LinuxのKernelソースで MMUが有効になる前のソースファイルをデバッグするには、絶対アドレスを指定してvmlinuxファイルをダウンロードする必要があります。
【手順】
- リセット後に、[環境]-[ダウンロード]より、ダウンロードウィザードを起動します。
- ダウンロードウィザード画面では、「デバッグ情報ファイルを使用する」を選択して「次へ」を押下します。
- ダウンロードウィザードの詳細設定画面では、以下のようにダウンロード項目を選択して「次へ」を押下します。
・デバッグ情報ファイル : vmlinuxを選択
・ポジションインディペンデントコードとしてエントリする : チェックをONに設定
(「デバッガのみにダウンロードする」のチェックが有効となりグレーアウトします) - 確認画面で設定内容を確認後、「ダウンロード開始」を押下します。
- ダウンロード開始後、ベースアドレス設定画面が表示されますので、以下のように設定して「OK」を押下します。
・ベースアドレス(コード) : 再配置後のベースアドレスを指定
・ベースアドレス(データ) : グレーアウト(設定の必要なし)
・ベースアドレスをオフセットで指定する : チェックをOFFに設定
・ベースアドレスを絶対アドレスで指定する : チェックをONに設定 - シンボル一覧ウィンドウを右クリックし、ソースパス変換情報の登録を行います。
- [シンボル一覧]からhead.Sなどを表示し、OCDブレークを設定し実行(Go)します。
【注意事項】
adviceLUNA II/adviceLUNAの場合、絶対アドレスを指定したベースアドレスの設定は、microVIEW-PLUS Rev.6.52以上で対応しています。
※microVIEW-PLUS Rev.6.52(Rev.6.52PL1)は、以下のインストールキットに同梱されています。
・adviceLUNA:H2X600IK Rev.1.53
・adviceLUN :SLX600 Rev.3.51