【対象機種】
adviceXross, adviceLUNA II, adviceLUNA
【制限事項】
マルチコア構成での協調デバッグ時は、ブレーク条件式を使用したブレークポイントを設定することはできません。
【説明】
条件付きのブレークポイント設定は、任意のアドレスフェッチやメモリへのアクセスを対象として、
任意の条件が成立した場合にブレークが発生する機能となりますが、
マルチコア構成でブレーク条件式を使用したブレークポイントを設定した場合は、
ブレークポイントのヒット時にコア間の同期した実行制御が取れなくなり、
意図しない動作となる場合があります。
【回避方法】
ブレーク条件式の代わりに、同期コマンドを使用することで回避をおこなうことができます。
【設定例】
- ブレーク条件式 : i>=0x100
マルチコア時はブレーク条件式は設定できません - 同期コマンド : if(i<0x100) go
ブレーク条件式の代わりに、IF構文を使用することで、ブレーク条件式と同等の動作となります