【対象機種】
adviceXross, adviceLUNA II, adviceLUNA
【現象】
DS-5などで、ビルドしたプログラムをLPC4357の内蔵フラッシュメモリに書き込んで実行すると、期待通りの動作にならない。
【原因】
LPC4357は、例外ベクタテーブル7(オフセット:0x001C)にSignatureと呼ばれるデータが書き込まれていることで、
内蔵フラッシュメモリのデータが有効となりますが、このデータが書き込まれていない場合には、
内蔵フラッシュメモリのデータが無効であると判断し、デバッガでリセットを行っても、
PCにリセットベクタの値が入らないため、そのままでは、正しく実行することができません。
【対策】
DS-5には、Signatureを生成し、elfファイルに書き込むための外部ツール(ElfDwT.exe)が存在します。
この外部ツールを使用して、内蔵フラッシュメモリへダウンロードする前のelfファイルにSignatureを書き込んでから、
内蔵フラッシュメモリへ書き込むことで、正常に動作するようになります。