MDK-ARMは、現在のプロジェクトのオブジェクトファイル(axfファイル)の他に、既存の HEXファイル をターゲットFlashへロードすることができます。
HEXファイルをターゲットFlashへロードする手順:
- メニューの Project - New μVision Project....を使用し、μVisionプロジェクト ファイルを作成します。
- デバイスデータベースからプロジェクトのマイクロコントローラを選択します。※ ただし、このプロジェクトにスタートアップコードをコピーしないで下さい。μVision5.xをご利用の場合、続けて'Manage Run-Time Environment'画面が表示されますが、そのまま[OK]ボタンをクリックして下さい。
- Options for Target - Debugタブ上で、使用するアダプタを選択し、[Setting]ボタンをクリックしてください。
- Cortex-M Target Driver Setup を開き、以下をご確認ください:
- Debugタブ上で、ターゲットとの接続が見えていること
- Flash Downloadタブで適切な Programming Algorithm が設定されている
- Options for Target - Outputタブ上で、[Select Folder for Object] でオブジェクトフォルダを選択し、 Name of Executable 欄に ロードしたいHEX ファイルの名前を入力してください。
※ ファイル名を入力する場合は、.hex 拡張子まで入力してください。そうでないと、uVisionはデフォルトで.axfファイルをロードしようとするため、Flashロードする際に".axf"ファイルがない旨のエラーが表示されます。 - メニューのFlash - Download をクリックしてください。
μVision は 手順5. で指定された HEX ファイルがターゲットFlashにプログラミングされます。
✱ 注意:uVisionでは、HEXファイルはIntel HEX ファイルのみがサポートされております。
※上記のようなFlash プログラミングを自動化させたい場合、バッチファイルを使用することもできます。 http://www.keil.com/support/man/docs/uv4jp/uv4jp_cl_programflash.htm