適用範囲: RealView Development Suite(RVDS)v3.1, RealView Development Suite(RVDS)v3.1 Professional. RealView Development Suite(RVDS)v4.0, RealView Development Suite(RVDS)v4.0 Professional
NEONベクタ化命令をC/C++コードから生成するには、
以下のコンパイルオプションを指定する必要があります。
- NEON対応のターゲット"--cpu"にCortex-A8またはCortex-A9等を指定
- NEONベクタライズを有効にする"--vectorize"を指定
- "-O2"(default)または"-O3"の最適化レベルを指定
- コードサイズではなく、パフォーマンスに対する最適化を行う"-Otime"を指定
加えて、"--diag_warning=optimizations"オプションはコンパイラがどの最適化やベクタライズをできたか、できなかったかを有効に診断します。
例
armcc --cpu Cortex-A8 --vectorize -O3 -Otime --diag_warning=optimizations source.c
RVCTv3.1以降を(それ以前のバージョンではNEONコードの生成はできません)、正規のNEONコンパイラライセンスとともに使用しなければなりません。
RVDSv3.1/4.0 Professionalバージョンは、NEONコンパイラライセンスが付属しますが、~RVDSv3.1/4.0 Standardバージョンには付属しません。
従って、RVDSv3.1/4.0 Standardバージョンのユーザはベクタライジングコンパイラを使用するには
RVDSv3.1/4.0 Professionalにアップグレードする必要があります。
より詳細については、
- RVCT 3.1 NEON Vectorizing Compiler Guide
- RVCT 4.0 Compiler User Guide
- RVCT 4.0 Compiler Reference Guide
を参照してください。