【対象機種】
adviceXross, adviceLUNA II, adviceLUNA
【質問】
特定のアドレス範囲へアクセスした際にブレークさせるには、どうすれば良いですか。
【説明】
OCDブレークのアドレスマスク機能を使用することで、特定のアドレス範囲へアクセスした際に
ブレークを発生させることが可能です。
【設定手順】
- メニュー[表示]-[ブレーク一覧]よりブレーク一覧ウィンドウを開きます。
- ブレーク一覧ウィンドウ上で、右クリック→[追加]→[OCDブレーク]を選択します。
- OCD資源ブレークプロパティ画面で、以下の項目を設定します。
・アドレス/行 : ブレークを発生させたいアドレスを入力します。
・マスクパターン : マスクパターンに”1”を設定したビットは、OCDブレークのアドレス条件から除外されます。
・MPUステータス : アドレスへのアクセスステータスを指定します。
W(書き込み)・R(読み出し)・R/W(読み書き)
【設定例】
0x80000000番地〜0x8000ffff番地へ書き込みがあった場合にブレークさせるには、以下のように設定します。
・アドレス/行 : 0x80000000
・マスクパターン : 0xffff
・MPUステータス : W
【注意事項】
OCDブレークのアドレスマスク機能は、コアのデバッグ資源を使って実現しているため、コアの種類によっては設定した場合でもマスクが機能しない場合があります。