MDK v6 のライセンスはUser Based License(UBL) のみ提供されています。
UBL をサポートしない古いバージョンのMDK-Arm やPK51、C166、C251 を使用したい場合は、MDK v6 Professional Edition のライセンスに関連付けられた以下のいずれかを利用してシングルユーザライセンスのLIC(License ID Code)を生成できます。
- アクティベーションコード(CLS: Cloud License Server を利用する場合)
- サーバURL (LLS: Local License Server を利用する場合)
※Essential およびCommunity Edition のライセンスは旧ツールのLIC を生成できません。
UBL から生成されたLIC で使用できるツールバージョンについて:
生成されたLIC で利用可能な各ツールのバージョンは以下の通りです。
インストーラが必要な場合は以下の各ツールの名称をクリックするとリンクされたダウンロードページに移動できます。移動先のページで必要なバージョンを選択し、ユーザ情報を入力することでダウンロード可能となります:
- MDK-Arm:4.20 以降
- PK51:8.01 以降(一部は7.50a 以降)
- C166:5.00 以降
- C251:4.01 以降
事前準備:
保有しているMDK v6 Professional Edition のライセンスをUser Based Software Licensing Portal 上に登録し、以下のいずれかによってライセンスをアクティベーションする準備をします:
- アクティベーションコード を生成(CLSの場合)
- Local Server を用意しライセンスサーバソフトウェアのインストールおよび設定を行った後、サーバの情報をLicensing Portal に登録(LLSの場合)
これらの操作を含むUBL のライセンス管理方法についてはArm の提供するUser-based Licensing Administration Guide に説明があります。
User-based Licensing Administration Guide の翻訳版が以下の弊社FAQ のページでご覧いただけます。
Arm 純正ソフトウェアツール User Based Licensing
→ Arm Development tools User Based Licensing
→ User-based Licensing Administration Guide
手順:
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- 旧ツールを実行したいPC に最新のArm licensing utilities をダウンロードしてインストールします。
ダウンロードはArm の"Activate a license without installing tools" のページにあるProcedureの項目内にあるリンクから行えます。
- Arm licensing utilities に含まれるarmlm のコマンドまたはGUI形式の armlm-gui.exe を利用してライセンスのアクティベーションを行います。
アクティベーションの方法は、User-based Licensing User Guide 内
- CLSの場合:Activate your product using an activation code
- LLSの場合:Activate your product using a license server
- アクティベーションが完了したら、コマンドプロンプトからArm licensing utilities のbinフォルダに移動します。
- 移動したフォルダで以下のコマンドを実行するとLICが生成されます:
armlm genlic
- 以下のような応答が返されます。
Detected user-based license for Keil MDK Professional, Order ID: XXXXXXXXXX, License expiry: December 31, 20XX※LIC生成時、CLSの場合はArm のCloud Serverに、LLSの場合はLocal Server への認証が行われます。そのため、各サーバへの通信に失敗するとLICの生成に失敗し、エラーが表示されます。
Computer ID (CID): XXXXX-XXXXX
License ID Codes (LIC):
- For Keil MDK: 8MZ70-VT1M1-F270K-C7TX3-3FT8N-5EIHB
- For Keil PK51: WH72V-8FI8T-28FU5-UUG9Y-EABNS-K9D06
- For Keil PK166: SDETC-RPZW7-KYI1H-962WS-BNS98-D5AQJ
- For Keil DK251: 8DIGR-E2G7R-WQYEI-6FVVA-X9RMT-7LG15
Should you contact Support, please provide information regarding your user-based license, as the LIC is not linked to a registered Keil Product Serial Number (PSN).
The generated LICs were saved into file
C:\Users\User-Name\.armlm\logs\2024-12-01_00-00-00_1234.log
- 使用するツールにあったLICをuVision のLicense Management ウィンドウのSingle-User License タブから登録します。
※生成したLIC はarmlmコマンドの応答の最後の行に示されたファイルにも保存されていますので、必要があればわかりやすいフォルダにコピーをしてバックアップとしておくこともできます。
- 旧ツールを実行したいPC に最新のArm licensing utilities をダウンロードしてインストールします。
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補足:
- 上記の手順で生成されたLIC の使用期限はUBL のライセンスの使用期限と同じです。期限は genlic の応答の最初に示されています。
- 複数のデバイスで旧ツールを実行したい場合は、個々のデバイスで個別にLIC の生成を行ってください。UBL 同様同一ユーザでログインされているデバイスであれば使用できるデバイスの数に制限はありません。
- MDK-Arm やPK51、C166、C251のような旧ツールであってもリリースによってはUBLを参照しようしてLICを登録してもライセンスエラーが発生することがあります。その場合は、LICの生成を行った後、Arm licensing utilities に含まれるarmlm のコマンドまたはGUI形式の armlm-gui.exe を利用して一度UBLのライセンスを非アクティベート化してください。
非アクティベートの方法方法は、User-based Licensing User Guide 内
のページに記述されていますので参考にしてください。
- LIC の生成手順についてArm の作成したチュートリアルの動画があります:
Enabling Legacy Editions of Keil MDK video tutorial