適用先: ULINK USB-JTAG Debugger
回答
この記事に含まれている情報の適用先:
- ULINK USB-JTAG Adapter
- ULINK2 USB-JTAG Adapter
質問
XC167 を採用した新しいボードで OCDS のデバッグに問題が発生しています。このボードは非常にシンプルな構成であり、/EA==1(プルダウンなし)という条件で XC167 をシングルチップ モードに設定しています。OCDS と接続しようと試みると、uVision から、ハードウェアを検出できないという応答が返されて、次のメッセージ ボックスが表示されます。
Error: Target DLL has been cancelled.(エラー: ターゲット DLL がキャンセルされました) Debugger aborted!(デバッガが停止しました)
ボードが給電されていない場合やブートストラップ モードである場合(/RD プルダウンを使用)、uVision は適切なエラー メッセージを表示します。
この問題について把握していますか?
回答
OCDS の使用時に起こり得る問題がいくつかあり、注意が必要です。次の点を確認してください。
1. XTAL 周波数: XTAL は重要なポイントです。Infineon ボードでは、8MHz XTAL を起動用に使用してください。 2. RESET ロジック: オフチップのリセット ロジックが原因で問題が生じることがあります。 テスト用のリセット入力からコンデンサを取り外してください。 3. +5V 電源: OCDS ピン 2(VCC)は +5V に接続する必要があります。 ULINK に搭載されている内部ジャンパを EXT 位置に設定することで、ドライバは 5V を使用するようになります。 3.3V(ULINK の内部電圧)が原因で外部ロジックとの問題が発生する場合があることを把握しています。
詳細
- Application Note 163: Programming the Infineon XC16x / ST Super10 Devices
- ULINK User's Guide の Target Connectors を参照してください。
関連項目
- ULINK: CONNECTION ISSUES WITH ULINK AND XC161 AC STEP
- ULINK: OCDS: PROGRAM COUNTER MOVES TO INCORRECT VALUES
- ULINK: XC16X OCDS INTERFACE DOES NOT WORK
- ULINK: XC16X OCDS INTERFACE DOES NOT WORK