MDK-ARM + ドングルキーライセンスは、付属のUSBドングルキーをPCへ差し込むことでMDK-ARMをご利用いただけるライセンスです。
質問
PCへドングルキーを差し込み、コンパイル/デバッグが正常に動作することを確認しました。
その後ドングルキーをPCから抜き、数秒経過後にコンパイル/デバッグしても動作します。
MDK-ARM + ドングルキーライセンスは、PCへドングルキーを差し込まない限り制限がかかると認識していましたが、上記動作は正常動作なのでしょうか?
回答
それまで正常に動作していた状態で、PCからドングルキーを抜いた場合 MDKは再起動する/しないに関わらず、数秒から数分間の間あたかもドングルキーが有効になっているかのように動作する場合があります。
これは、 MDKのドングルキーを使用した場合、まずMDK起動時にライセンスチェックでドングルキーが参照され、その後はコンパイルやデバッグの実行タイミングではなく、定期的にライセンスチェック(ドングルキーの参照含む)が行われる ためです。
ライセンスのチェックタイミング
- MDK起動時、ライセンスはチェックされます。この時、ドングルキーが差し込まれていないと、下記のエラーを表示します:
MISSING DEVICE (R003(0): SECURITY KEY NOT FOUND)
-
PCへドングルキーを差し込んで、MDK-ARMを操作します。この時、ドングルキーが正しく認識されていれば、正常にビルド/デバッグ操作を行うことができます。
-
(MDK-ARM再起動する/しないに関係なく) PCからドングルキーを抜いてから数秒間 は、ビルド/デバッグ操作を行うことができます。
-
(MDK-ARM再起動する/しないに関係なく) PCからドングルキーを抜いて数分経過すると 、MDK-ARMを操作した際に下記のエラーを表示します:
MISSING DEVICE (R003(0): SECURITY KEY NOT FOUND)
ライセンスチェックが行われる詳細なタイミングについて、ARM社はこれを公開しておりません。そのため、”エラーはいつのタイミングから発生するのか?”については言及できませんことを予めご理解ください。