適用先: ARM 開発ツール
回答
このナレッジ記事に含まれている情報の適用先:
- uVision バージョン 3.20 以降
現象
Luminary Micro LM3S6965 デバイスをデバッグし、PLL を使用してクロック制御を行っているとき、[Reset] ボタンをクリックした後で [Run] ボタンをクリックすると、デバッガが終了して uVision に戻ります。
原因
Cortex-M3 コアはリセットされますが、オンチップ周辺機器(特に PLL)はリセットされません。デバッガの [Reset Option]([Options for Target]→[Debug] タブ→[Settings] ボタン→[Debug]→[Connect & Reset Options]) では、リセットの実行方法が管理されます。[Autodetect] を選択すると、デバッガはハードウェア ID レジスタをデバイスから読み込み、このデバイスに対してリセットを発行するデバッガにとって最良の方法が決定されます。しかし、一部の Luminary Micro デバイスでは、ハードウェア ID を使用してデバイスをリセットする最良の方法を特定することはできません。
解決策
PLL を有効にした状態で、Luminary Micro デバイスでこの現象が表れる場合、[Reset Option] 設定を [Autodetect] から [SYSRESETREQ] に変更します。この選択によって、Cortex-M3 コアとオンチップ周辺機器の両方がリセットされます。
関連項目