プロダクトライセンスがないMDK-Arm_Lite Edition / 評価版をご使用の場合、プロダクトライセンスを持つ製品版に比べて次の機能制限があります;
MDK-Arm v4.73以前は評価版を使用して商用の製品開発が許されていましたが、以下のArm社ページ
GENERAL: MDK-ARM Lite: Creating commercial products
に記載されている通りv4.74以降はコードサイズに関わらず商用の製品開発には使用できなくなりましたのでご注意ください。
- コンパイラ、アセンブラ、リンカが生成できるコードとデータの合計サイズは、32k バイトに制限されています。
- シミュレータやデバッガでデバッグする事の出来るプログラムサイズは、32k バイトに制限されています。
- アセンブラのテキストファイルを生成するコンパイルオプションは無効化されています。
-S, --asm, --interleave コンパイラコマンドラインオプションは使用禁止です。 - コンパイラとアセンブラはPosition Independentコードおよびデータを生成しません。
--apcs /ropi /rwpi /pic/ pid コンパイラおよびアセンブラコマンドラインオプションは使用禁止です。- MDK-Armでは、フラッシュプログラムを作成する際、ropi,rwpiを選択する必要があるため、これらオプションを使用禁止とする評価版では、フラッシュプログラムのコンパイルができません。
- 仮に、[Option for Target] ダイアログ→[C/C++] タグで ropi(Read-Only Position Independent), rwpi(Read-Write Position Independent) 機能を選択せずにコンパイルした場合、一見アルゴリズムファイル(*.FLM)を生成できますが、このアルゴリズムを使いFlashへ書き込むと、以下のようなエラーが表示され、書き込むことができません;
ULINK - Cortex-M Error Flash Timeout. Reset the Target and try it again.
uVision Error: Flash Downloard failed - "Cortex-M3"
- アセンブラとリンカは3rd-party製リンカユーティリティとリンクできない独自の出力フォーマットオブジェクトを作成します。
プロダクトライセンスを持つ製品版は、3rd-party製のツールで使用可能なELF/DWARF形式で出力します。 - Arm7、Arm9およびCortex-R4はサポートしていません。
プロダクトライセンスがない MDK-Arm_Professional Edition / 評価版をご使用の場合、プロダクトライセンスを持つ製品版に比べて次の機能制限があります;
- MDK-Arm_Lite Edition は MDK-Arm_Professional Edition のフル機能を 7 日間限定で評価することができます。
- MDK-Arm_Professional Edition / 評価版をご使用の場合、MDK-Arm_Lite Edition によって課される上記プログラムサイズの制限がありません。
- MDK-Arm_Professional Edition の一部として利用可能な包括的なミドルウェアを調査することを可能にします。
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