FLEXlmサーバソフトウェア は ARMアプリケーションのライセンス管理に使われているライセンス管理用ソフトウェアです。
FLEXlmサーバソフトウェア は多くの製品にも使用されており、ソフトウェア開発ツールのパッケージに標準で含まれています。
FLEXlmサーバソフトウェア についての詳しい情報はCD-ROMに含まれる、FLEXlmのユーザガイドで記述されています。
フローティング・ライセンスで ARMアプリケーションを使用する場合は、事前にFLEXlm サーバソフトウェアをサーバマシンにインストールして実行する必要があります。
以下に、FLEXlmサーバソフトウェア のインストール方法を説明します。
<DS-5 のWindows サーバの場合>
1. DS-5インストール後のPC上のディレクトリ(以下はデフォルトのインストールフォルダの場合です) C:Program FilesDS-5swversionwindows-32bit 以下の全てのファイルを、サーバマシンの C:flexlm というディレクトリにコピーしてください。
例) DS-5 5.4の場合、C:Program FilesDS-5swFLEXnet10.8.7.0windows-32bit となります。
2. C:flexlm をパスに加えてください。 システム環境変数の箇所にある PATH または Path を選択します。 続いて、編集(I)...ボタンをクリックするとウィンドウが開き、PATHの環境変数に設定されている項目がシステム変数の編集のウィンドウ内の変数値の箇所に表示されます。 この変数値の一番最後にある項目の後にセミコロンを追加し、その後に C:FlexNet を追加します。
例)変数値が C:Program Files\ARM\bin\win_32-pentium;...(中略)
C:Program Files\ARM\RVCT\Programs4.1713\win_32-pentium
であった場合、
C:Program Files\ARM\binwin_32-pentium;...(中略)
C:Program Files\ARM\RVCT\Programs4.1713\win_32-pentium; C:FlexNet
のように変更します。
※PATHの環境変数の設定は様々なツールの動作に影響する可能性がありますので、変更の際には注意深く操作なさるようお願いいたします。
変更後OKボタンをクリックすればPATHの環境変数にC:FlexNetが 追加されています。
<DS-5のUNIX or Linux サーバの場合>
DS-5インストール後のPC上のディレクトリ(以下はデフォルトのインストールフォルダの場合です)/usr/local/DS-5/sw/version/に、UNIX及びLINUXプラットフォームそれぞれに対応したサーバソフトウェアが格納されています。
例) DS-5 5.4の場合、/usr/local/DS-5/sw/FLEXnet10.8.7.0 となります。
- HP-UX
※RVDSv3.0以降ではHP-UXはサポートされません。 - Solaris
/usr/local/DS-5/sw/version/solaris-32bit
- Linux RedHat
/usr/local/DS-5/sw/version/redhat-enterprise-32bit /usr/local/DS-5/sw/version/redhat-enterprise-64bit
UNIXサーバあるいはLINUXサーバ上で、以下の手順に従ってサーバソフトウェアをインストールします。
- 1. 上記のディレクトリからファイルをコピーします。
- 2. コピー先のディレクトリがPATHに存在する必要があります。
- 3. ライセンスサーバマシンでmakelinks.sh のあるディレクトリに移り、以下のように入力します。
sh ./makelinks.sh
<RVDS v3.0 SP1以降 のWindows サーバの場合>
1. RVDSインストールメディアのルートにあるディレクトリ UtilitiesFLEXlmversionreleasewin_32-pentium 以下の全てのファイルを、サーバマシンの C:flexlm というディレクトリにコピーしてください。
例) RVDS3.1の場合、UtilitiesFLEXlm.8.0win_32-pentium となります。
2. C:flexlm をパスに加えてください。
<RVDS v3.0 SP1以降のUNIX or Linux サーバの場合>
RVDSのインストールメディア中の下記フォルダに、UNIX及びLINUXプラットフォームそれぞれに対応したサーバソフトウェアが格納されています。
- HP-UX
※RVDSv3.0以降ではHP-UXはサポートされません。 - Solaris
Utilities/FLEXlm/version/release/solaris-sparc
- Linux RedHat
Utilities/FLEXlm/version/release/linux-pentium Utilities/FLEXlm/version/release/linux-pentium-rh72
UNIXサーバあるいはLINUXサーバ上で、以下の手順に従ってサーバソフトウェアをインストールします。
1. 上記のディレクトリからファイルをコピーします。
2. コピー先のディレクトリがPATHに存在する必要があります。
3. ライセンスサーバマシンでmakelinks.sh のあるディレクトリに移り、以下のように入力します。
sh ./makelinks.sh
<RVDS v3.0 のWindows サーバの場合>
1. インストールCD-ROM上のルートにあるファイル"pdata.zip"を解凍してください。
2. 解凍したしたディレクトリ UtilitiesFLEXlmversionreleasewin_32-pentium にある全てのファイルを、サーバマシンの C:flexlm というディレクトリにコピーしてください。
3. C:flexlm をパスに加えてください。
<RVDS v3.0 のUNIX or Linux サーバの場合>
RVDSのインストール CD-ROM中の圧縮ファイル"pdata.zip"内の下記フォルダに、UNIX及びLINUXプラットフォームそれぞれに対応したサーバソフトウェアが格納されています。
- HP-UX
※RVDSv3.0以降ではHP-UXはサポートされません。 - Solaris
Utilities/FLEXlm/version/release/solaris-sparc
- Linux RedHat
Utilities/FLEXlm/version/release/linux-pentium~ Utilities/FLEXlm/version/release/linux-pentium-rh72
UNIXサーバあるいはLINUXサーバ上で、以下の手順に従ってサーバソフトウェアをインストールします。
1. インストールCD-ROM上のルートにあるファイル"pdata.zip"を解凍してください。
2. 解凍先のディレクトリからファイルをコピーします。 コピー先のディレクトリがPATHに存在する必要があります。
3.ライセンスサーバマシンでmakelinks.sh のあるディレクトリに移り、以下のように入力します。
- sh ./makelinks.sh
<RVDS v2.2.1 以下のWindows サーバの場合>
- 1. RVDS CDのディレクトリ UtilitiesFLEXlmversionreleasewin_32-pentium にある全てのファイルをサーバマシンのC:flexlm というディレクトリにコピーしてください。
- 2. C:flexlm をパスに加えてください。
<RVDS v2.2.1 以下のUNIX or Linux サーバの場合>
ARMアプリケーション CD-ROMの以下のサブディレクトリにUNIX及びLINUXプラットフォームそれぞれに対応したサーバソフトウェアが格納されています。
- Solaris 2.5 Utilities/FLEXlm/version/release/solaris-sparc
- HP-UX 10.20 Utilities/FLEXlm/version/release/hpux-hppa
- Linux RedHat 5.2 Utilities/FLEXlm/version/release/linux-pentium
左側の各プラットフォームのバージョンは、サポートされている各プラットフォームの最小バージョンを示しています。
UNIXサーバあるいはLINUXサーバ上で、以下の手順に従ってサーバソフトウェアをインストールします。
- 1. プラットフォームのディレクトリから、ライセンスサーバマシンにファイルをコピーします。 コピー先のディレクトリがPATHに存在する必要があります。
- 2. ライセンスサーバマシンでmakelinks.sh のあるディレクトリに移り、以下のように入力します。
- sh ./makelinks.sh
<ADSv1.1 Windows サーバの場合>
1. ADS CD のサブディレクトリ flexlmwin32 にある flexlm.cpl を以下のシステムディレクトリにコピーしてください。
Windows NT の場合 c:winntsystem32
Windows 95/98 の場合 c:windowssystem
Windows 2000 の場合 c:windowssystem32
2.ADS CD の flexlmwin32 ディレクトリにある flexlm.cpl 以外のファイルをパスの通ったディレクトリにコピーしてください。
<ADSv1.1 UNIX サーバの場合>
ADS CD の以下のサブディレクトリに、各プラットフォームに適した FLEXlmサーバソフトウェアのソフトがそれぞれ入っています。
- Solaris flexlmsolaris
- HP-UX flexlmhpux
- SunOS flexlmsunos
各々のディレクトリには flexlm.tar というファイル名でソフトがまとめられています。
flexlm.tar を次のようにして取り出してください。
- 1. ライセンスサーバ用の tar ファイルをプラットフォームに対応するディレクトリからコピーします。コピー先のディレクトリはパスに含まれている必要があります。
- 2. ライセンスサーバマシンで以下のコマンドを入力してファイルを解凍します。
tar xvf flexlm.tar
- 3. ファイルを解凍した後、makelinks.sh スクリプトを実行します。 makelinks.sh のあるディレクトリに移り、以下のコマンドを入力してください。
sh makelinks.sh
<ADSv1.2 Windows サーバの場合>
- 1. ADS CD のディレクトリ flexwin32 にある全てのファイルをサーバマシンの C:flexlm というディレクトリにコピーしてください。
- 2. C:flexlm をパスに加えてください。
<ADSv1.2 UNIX or Linux サーバの場合>
ADS CD の以下のサブディレクトリに、各プラットフォームに適した FLEXlmサーバソフトウェア のソフトがそれぞれ入っています。
- Solaris flexlmsolaris
- HP-UX flexlmhpux
- Redhat flexlmlinux
インストール方法は<ADSv1.1 UNIX サーバの場合>と同様です。