ソフトウェア開発ツール はご利用される構成によりライセンスの形態が異なります。
ノードロック・ライセンス (Flex Licensing)
特定の PC で ソフトウェア開発ツール を利用される場合のライセンスです。ライセンスを登録した PC1台でのみ ソフトウェア開発ツール を利用できます。
USB Dongle Keyを使用してライセンス登録をいただくことで複数のPCにツールをインストールしておき、Dongle Keyをさしかえる事でツールを起動するPCを選べるフレキシブルな運用が可能になります。
フローティング・ライセンス (Flex Licensing)
ネットワークを介して任意のマシンで ソフトウェア開発ツール を実行するためのライセンスです。ライセンスサーバの管理の下、購入したライセンス数までのユーザが同時にソフトウェア開発ツール を利用できます。 ライセンスサーバはシングルとリダンダントの2種類の構成を取る事が可能です。
<シングル・ライセンスサーバ>
シングルではサーバ1台でライセンスの管理を行います。
<リダンダント・ライセンスサーバ>
リダンダントではサーバ3台でライセンスの管理を行います。 フローティングライセンスはライセンスサーバが ソフトウェア開発ツールのライセンス管理を行うため、サーバの故障によりソフトウェア開発ツールがご利用できなくなる恐れがあります。そこで、サーバ3台によるリダンダント構成を取ることにより、1台までの故障に対応することが可能です。 3台のサーバには、Windows、UNIX、Linux を組み合わせて使用することができます。
リダンダント・ライセンスサーバが稼動する条件については、 リダンダント・ライセンスサーバの場合は、”リダンダント・ライセンスサーバの場合は、シングル・ライセンスサーバの場合とサーバの起動方法に何か違いがありますか” をご参照ください。
User Based Licensing (UBL)
User Based Licensing (UBL)は、Arm 製品を使用する権利を各ユーザに割り当てます。同一ユーザが同じ製品を複数のデバイスで同時に使用する場合でもデバイス数に対する制限はありません。また、並列ビルドを行う場合も同一ユーザにおけるJOB数に制限はありません。
UBL の運用はCloud License Server (CLS)と、Local License Server (LLS)の2つの方法があります。
いずれの場合も、ライセンスの管理者によって使用ユーザを切り替えることができます。
<Cloud License Server (CLS)>
Arm が提供するクラウドのライセンスサーバ上でActivation Codeを生成し、各ユーザはツールにActivation Codeを登録することで製品がアクティブになります。
<Local License Server (LLS)>
ライセンスを管理するサーバをローカルに用意し、ライセンスを使用するユーザの管理はローカルで行う事ができます。そのため管理者によってライセンスを割り当てられたユーザは、ライセンス認証についてはローカルサーバにアクセスさえできれば外部ネットワークにアクセスする必要がありません。
UBL は特定のツールバージョン以降のみ対応しています。詳細についてはArmのBackwards-compatibility のドキュメントページに解説があります。
UBLの詳細についてはArmのUser-based Licensing のページをご参照ください。