MDK-Arm をはじめとするKeil 開発ツールには、複数のライセンス形態があります。
User-based License
User-based ライセンス
- MDK v6 以降のライセンシングの仕組みです。
- ライセンスはツールを起動するPCのユーザアカウントと紐づけられ、同じユーザアカウントを利用してログインしている場合は別のPC でも同じライセンスをPCの台数の制限なく利用できます。
- ライセンスはツールを起動するPCのユーザアカウントと紐づけられ、同じユーザアカウントを利用してログインしている場合は別のPC でも同じライセンスをPCの台数の制限なく利用できます。
- ライセンスの利用形態は2 種類あり、どちらを採用するかは管理者がシート数に応じて動的に選択できます。
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- Arm Cloud License Server (CLS):クラウド環境のArm Licensing portal を利用してライセンスを管理し、管理者はActivation Code をユーザに渡すことでライセンスを利用できる
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- Local License Server (LLS):ユーザローカルの環境にライセンス管理用のライセンスサーバを用意し、ユーザはライセンスサーバへのアクセス情報を管理者から受け取る事でライセンスを利用できる
Single License
ノードロック・ライセンス
- 特定のPCでのみMDK使用可能です。
- 1ユーザが2台のPCで、MDKを使用できます。(デスクトップPCとノート型PCなど)。
ドングル・ライセンス
- 注意:本ライセンス形態は廃止され、新規に購入いただくことはできません。
- 付属のUSBドングルキーを挿したPCでMDKを使用可能です。
- 最大10台のPCで、MDKを使用できます。
Floating License
ネットワークを介して任意のマシンで ソフトウェア開発ツール を実行するためのライセンスです。MDKを使用するPCの台数に制限はありません。 フローティング・ライセンスは、ライセンス管理者とライセンスユーザで各々ライセンシング作業が必要です。 また、長期間ライセンスをチェックアウト可能です。これは、ポータブルコンピュータを持参する出張時またはネットワークアクセスがない環境で便利です。ライセンスを返す自動返却日を指定する必要があります。
フローティングユーザ・ライセンス
- 注意:本ライセンス形態は廃止され、新規に購入いただくことはできません。
- ファイルベースのライセンス管理です。
- プロダクトを使用する前に、管理者権限でフローティング・ライセンスファイル(*.FLF)を作成する必要があります。
- Keil Web サイトにより、ライセンスIDコード(LIC)を取得し、製品をアクティブにして使用します。
FlexLMフローティング・ライセンス
- サーバーベースのライセンス管理です。
- FLEXnetサーバソフトウェアをライセンスサーバにインストールし、ライセンスサーバを起動しておく必要があります。
- 製品をアクティブにする必要はありません。
- Arm Software LicensingのWebサイトで、製品シリアルを使用してライセンスファイルを生成します。
- ライセンスサーバはシングルとリダンダントの2種類の構成を取る事が可能です。
<シングル・ライセンスサーバ>
シングルではサーバ1台でライセンスの管理を行います。
<リダンダント・ライセンスサーバ>
リダンダントではサーバ3台でライセンスの管理を行います。 フローティングライセンスはライセンスサーバが ソフトウェア開発ツールのライセンス管理を行うため、サーバの故障によりソフトウェア開発ツールがご利用できなくなる恐れがあります。そこで、サーバ3台によるリダンダント構成を取ることにより、1台までの故障に対応することが可能です。 3台のサーバには、Windows、Linux を組み合わせて使用することができます。
リダンダント・ライセンスサーバが稼動する条件については、 リダンダント・ライセンスサーバの場合は、リダンダント・ライセンスサーバの場合は、シングル・ライセンスサーバの場合とサーバの起動方法に何か違いがありますか をご参照ください。