適用範囲:DS-5
現象
DS-5 DebuggerおよびEclipse IDEが起動せず、"JVM terminated"のエラーを返す
原因
この問題はアプリケーション実行時のメモリ不足によってよく発生します。
DS-5 DebuggerとEclipse IDEはJavaTMテクノロジーを使って実装されており、仮想マシンではヒープ領域として大きな連続した仮想アドレス空間のエリアの割り当てが必要とされます。
仮想マシンが初期ヒープのために十分なメモリが割り当てられないとき、このエラーが発生します。
解決策
以下のファイルを編集して最大のJavaヒープサイズを小さくします:
- installdirectorysweclipseeclipse.ini (for Eclipse IDE on Windows and Linux)
- installdirectoryswdebuggerdebugger.bat (for DS-5 Debugger on Windows)
- installdirectoryswdebuggerdebugger.sh (for DS-5 Debugger on Linux)
ファイルはread-onlyファイルとしてインストールされることに注意してください。これらをエディットする前に、アクセスパーミッションを変更しなければなりません。
DS-5 Debuggerの一部のリリースでは、サイズ768MBのヒープを割り当てることを試みます。これは-Xmx768mを含む行で示されます。このケースでの解決策は、より小さい値、例えば500MBにするために-Xmx500mのようにこの箇所を変更して、アプリケーションを再起動します。お使いのコンピュータで動作可能な最大の値を選択するよう試みてください。小さすぎる値を選択した場合、アプリケーションはパフォーマンスに問題が発生します。
他のリリースでは、ヒープサイズは使用可能な物理メモリサイズの一部として定義します。これは-XX:DefaultMaxRAMFraction=1 -XX:+UseParallelGCを含む行で示されます。このケースでは、これら両方のオプションを削除し、上記の-Xmxの書式で置き換えて使用中のコンピュータで動作する適切な値を選択ことが推奨されます。