適用先: ULINK USB-JTAG Debugger
この記事に含まれている情報の適用先:
- ULINK2 JTAG Adapters
問題
LPC2000 デバイスを搭載したカスタム ボードで、ULINK JTAG アダプタを使用してダウンロードおよびデバッグを実行しています。このカスタム ボードは、ULINK2 JTAG アダプタとは適切に連携しません。
原因
この問題の一般的な原因として、JTAG RESET ピンに接続されているコンポーネント(電圧監視回路など)が挙げられます。コンポーネントで消費される電流量が多すぎると、ULINK2 で /RESET 信号を制御できなくなる可能性があります。
旧式の ULINK アダプタはコンポーネントの許容度が高く、正常電流よりも多い電流を消費するコンポーネントが /RESET ピンに接続されていても問題になりませんでした。その一方で、ULINK2 は、このピンに対して標準的なデジタル電流消費を想定しています。
解決策
解決策の 1 つとして、1K ohm のレジスタをコンポーネントと RESET ピンの間に取り付ける方法があります。この方法では、/RESET 信号の制御に必要な電流量が減って、ULINK2 の動作が可能になります。
関連項目
- PHYTEC PHYCORE LPC2294 での起動の問題について