「オブジェクトファイル書き込み機能」とは、書き込みを行うオブジェクトファイルのデータが存在する部分のみの書き込みを行って、データの無い部分(抜けがある部分)の書き込み処理をスキップする機能になります。書き込みをスキップした部分は、消去状態のままとなります。
書き込みデータの無い部分の書き込み処理を省略する事で、書き込み時間を短縮したい場合や、データフラッシュなどで、書き込みデータの無い部分は消去状態のままにしたい場合などに本機能を使用します。
※ルネサスのフラッシュ書き込みソフト(Renesas Flash Programmer)での書き込みで、「0xFF補完」のチェックを外した場合と同様の動作になります。
本機能が無効の場合、データの無い部分はバッファメモリのデータ(通常の使用では0xFF)を書き込みます。
・「オブジェクトファイル書き込み機能」は、ご使用になる定義体によりサポートされない場合がありますので、使用の可否は、ご使用の定義体のマニュアルをご参照下さい。
・「オブジェクトファイル書き込み機能」を有効にするためには、Parameter Table2 の設定変更が必要になります。ご使用の定義体により設定方法が異なるため、詳細はご使用になる定義体のマニュアルをご参照下さい。
・書き込みをスキップする領域であっても消去は実行対象となります。
・書き込みをスキップできる最小単位(バイト数)は、マイコンの仕様およびフラッシュメモリの種別 (コードフラッシュもしくはデータフラッシュ等)により異なります。詳細は定義体および マイコンパックのマニュアルをご参照下さい。最小単位に満たない部分はバッファメモリの内容(通常は0xFF)のデータが書き込まれます。
<ご使用上の注意>
・オブジェクトファイルのロード前には、バッファクリア(Clear Buffer)の操作が必要になります。
(オブジェクトファイル書き込み機能有効設定に変更後にバッファクリアを一度も行っていない場合、1072:FILE NOT FOUNDのエラーになります。)
・書き込み(EPRコマンド実行)時のサム値は、実際に書き込みを行った部分のみサム値が計算対象となるため書き込みをスキップした部分はサム値の計算対象外になります。BUFFER SUM を実行して計算したバッファメモリのサム値とは値が一致しなくなります。