1. エラーの意味
YSMファイル(正常書き込み時の期待値のSUM値を保存したファイル)によるチェック
機能において、YSMファイル内のSUM値と、デバイスファンクション実行時にプログラマが
算出した書き込みデータのSUM値が一致しなかった場合に発生するエラーです。
2. エラー発生の要因と対策
■ 要因1:YSMファイルに記述したSUM値が間違っている
対策: YSMファイルに記載されているSUM値が正しいか確認し、修正してください。
補足: 「オブジェクトファイル書き込み機能」などを有効にしている場合、プログラマの仕様上、
実際に書き込み・ベリファイを行った領域のみがSUM値の計算対象となります。
そのため、PC上で計算したオブジェクトファイル全体のSUM値と一致しない場合が
あります。 この場合は、対象のマイコンへ正常に書き込みが完了した際にプログラマが
出力したSUM値を、YSMファイルのSUM値として設定(採用)してください。
■ 要因2:バッファメモリ内に不要なデータ(ゴミデータ)が残っている、またはデータが
文字化けしている
対策: オブジェクトファイルをロードする前にバッファクリアを行わなかった場合、以前のデータが
バッファメモリに残り、SUM値が合わなくなることがあります。 必ず「バッファクリア」を
実行した後に、オブジェクトファイルをロードし直してください。
■ 要因3:SUM Check Modeの設定が、YSMファイルの計算方式と一致していない
対策: ライター側のSUM Check Modeの設定(「8/8bit」「8/16bit」など)と、YSMファイル
に記述したSUM値の計算方式が一致しているか確認し、ライター側の設定を修正して
ください。 (例:YSMファイルに16bitのSUM値を記述しているにもかかわらず、プログラマの
設定が「8/8bit」になっている場合など)
■ 要因4:初回の書き込みは正常だが、リプログラミング(2回目以降)時のみエラー
となる場合
対策: ICU-Sを有効化する定義体(FRX830-S10など)をご使用の場合、2回目以降の
書き込みでは、すでに書き換え不可となっているセキュア領域の書き込み処理が自動的に
スキップされます。 スキップされた領域はライターのSUM値計算対象から除外されるため、
初回書き込み時と算出されるSUM値が変わってしまい、エラーとなります。 この場合、
初回書き込み用(ICU-S無効状態)と、2回目以降のリプログラミング用で、それぞれ
異なるSUM値を記述したYSMファイル(YIMフォルダ)をご用意いただき、使い分けて
ください。
<関連項目>
[NETIMPRESS共通] YSMチェックとは何でしょうか?
[NETIMPRESS共通] オブジェクトファイルのサム値と書き込み時のサム値が一致しない。
[NETIMPRESS共通] サム値の計算方法について