1.エラーの意味
このエラーは、デバイスファンクション(E.P.R.など)の実行時に、プログラマが処理に必要とする
「YDDファイル(セキュリティやオプション設定などのデータファイル)」が、SDカード内のYIMフォルダ
(カレントフォルダ)内に正しく配置されていない、あるいは競合(複数存在)している場合に
発生します。
※注意1: ご使用の定義体によっては、フォルダ内に複数のYDDファイルが存在する場合でも
本エラーが検出されることがあります。
※注意2: ご使用の定義体により、本エラーのエラーコードや表示されるメッセージが異なる場合が
あります。エラーコードやメッセージのバリエーションについては、以下の関連項目にあるFAQをご参照
ください。
2.エラー発生の要因と対策
■要因1:YIMフォルダ内にYDDファイルが存在しない
状況:対象の書き込み処理においてYDDファイルが必要であるにもかかわらず、SDカード内の
「YIMフォルダ」にYDDファイルが転送・配置されていない状態です。
■要因2:YIMフォルダ内に複数のYDDファイルが配置されている
状況:一部の定義体(FRX830、FRX824など)では、YDDファイルが存在しない場合だけでなく、
同一のYIMフォルダ内に**「2個以上のYDDファイルが配置されている」場合にも本エラー
(例:エラーコード 1120)が発生**します。どのファイルを適用すべきかプログラマ側で判断できなく
なるためです。
■要因3:YDDファイルは配置していないが、書き込み設定のみが有効になっている
状況:一部の定義体(FMX819、FSX820など)では、UCB領域 / UTEST領域等の
書き換え(YDDファイルを使用する処理)を実際には行わないにもかかわらず、パラメータ設定
(Parameter Table)で「UCB書き込み」や「UTESTブロック書き込み」などの設定が
「有効(Enable)」になっている場合に発生します。
■対策(回避方法)
【対策A】
YIMフォルダ内にあるYDDファイルの数を確認し、適切に配置する プログラマのSDカード内に
ある、現在選択中の「YIMフォルダ(カレントフォルダ)」の中身をリモートソフト(SWX600)
で確認し、以下の通り対応してください。
YDDファイルが1つもない場合:
PCで作成した正しいYDDファイルを、SWX600を使用してフォルダ内へ追加・転送してください。
YDDファイルが2つ以上ある場合:
SWX600を使用して不要なYDDファイルを削除し、フォルダ内には必ず「1つだけ」配置されて
いる状態にしてください。
【対策B】
不要な書き込み設定を「無効」にする(YDDファイルを使用しない場合) 今回の書き込みに
おいて、UCB領域、UTEST領域などの書き換えが不要な(YDDファイルを使用しない)場合は、
パラメータ設定の「MCU Operation Mode」等の項目で、関連する書き込み設定を
「無効(Disable)」に変更してください。パラメータ設定の詳細は、ご使用の定義体のマニュアルを
ご参照ください。
※設定を無効化することで、YDDファイルを配置していなくてもエラーを回避して通常のフラッシュ
書き込みが可能になります。
関連項目
[avant, acorde] YDDファイルの概要について
[avant, acorde] 1121: MORE 2 YDD FILE
[avant, acorde] YDDファイル設定方法 (対象機種:FRX830)